ご本人（30代男性・会社員）が、交差点で過失により人身事故を起こし、被害者の救護や警察への通報等をしないまま現場を離れた（ひき逃げ）事案です。

一旦現場から逃げたものの、その後自ら警察に連絡の上で現場に戻ったことで、逮捕はされず在宅捜査となっていました。

当初、ご本人は被害者と直接お会いし、示談交渉をしましたがうまくいかず、弁護士法人ALG&Associates 姫路法律事務所へ依頼されました。

被害者やそのご家族は、事故直後の入院中にご本人による示談や嘆願書作成の要望を受けて気分を害したこともあり、当初非常に立腹され、示談には応じたくないとおっしゃっていましたが、弁護士が誠実に交渉を重ねた結果、示談が成立し、嘆願書も取得できました。

姫路法律事務所・刑事事件担当弁護の活動及び解決結果

弁護士が被害者やその家族とお会いし、また電話での交渉を重ねたことで、示談が成立し嘆願書も取得できました。

被害者が怪我の治療中であり、損害額の確定を経ての示談（任意保険会社による損害賠償の支払いを含む）はできない段階であったことから、訴訟への提出に間に合うよう、将来の賠償などを含め約する中間的な合意という形の示談となりました。

また、ご本人加入の保険会社担当者とも連絡を取り、被害者への賠償の状況や将来の示談の見込みについての書面を作成していただき、示談書などとともに裁判の証拠として提出しました。

示談が成立したことなどの事情を踏まえ、執行猶予付判決を得ることができました。