交通事故で過失割合に納得いかない！修正できる？

相手方保険会社から提示される過失割合は、加害者の主張を多く受け入れて主張しているものもあり、変更が不可能なものではありません。そのため、過失割合を修正できる可能性があります。

過失割合は、事故の形態ごとに基本過失割合が決められていることが多く、そこから事故の個別具体的な事情である修正要素を考慮して最終的な過失割合が決定されます。

提示された過失割合に納得できない場合は、相手方保険会社と交渉していくことになりますが、具体的な交渉方法は、以下で解説いたします。

納得いかない過失割合を修正してもらう方法

自分で示談交渉する

提示された過失割合に納得いかない場合は、被害者ご自身で相手方保険会社と交渉する方法があります。しかし、ただ単に「過失割合に納得いかない」と主張するだけでは、相手方保険会社が過失割合を修正する可能性は低いでしょう。

過失割合を修正するためには、その根拠を示す証拠や、過去の判例、交通事故の知識などが不可欠となります。

ただ、相手方保険会社は交渉のプロであり、被害者の方は「交通事故の素人」として見られるため、相手方保険会社の提示した過失割合が適切であると言いくるめられてしまうおそれもあります。

弁護士に依頼する

もう一つの方法は、交通事故に強い弁護士に依頼することです。弁護士は法律の専門家であり、交渉のプロでもあります。相手方保険会社の主張に対し、法的な観点から主張・立証することで、過失割合を適切なものに修正できる可能性が高まります。

一方で、弁護士に依頼したいと思っても、弁護士費用が気になり、依頼をためらってしまうこともあるでしょう。

弁護士に依頼する前に、任意保険や火災保険など、ご自身が契約している保険に「弁護士費用特約」が付帯していないか確認してみましょう。弁護士費用特約があれば弁護士費用や弁護士相談料について保険会社が一定額を負担してくれます。

もし、弁護士費用特約が付帯していなくても、まずは費用倒れにならないか相談時に確認することが大切です。

過失割合で相手がゴネる…ゴネ得させないための方法は？

例えば、加害者が保険を使用したくないといった理由から、基本過失割合は「9（加害者）：1（被害者）」であるのに、「7（加害者）：3（被害者）」と加害者が過失割合に対しゴネることがあります。

このようなゴネ得（被害者が損をする）をさせないために、まずはなぜそのような過失割合になるかの論拠を示してもらった上で、加害者の主張を裏付ける証拠を提出してもらい、事実確認を行うことが大切です。

そのうえで、ドライブレコーダーの映像や実況見分調書などの客観的資料を基に、適切な反論主張をすることが必要となるでしょう。

どのような証拠が有効か、また現在手持ちの証拠で十分か、判断に不安がある場合は弁護士に相談しましょう。

交通事故の過失割合の修正を弁護士に依頼するメリット

交通事故の過失割合の修正は、弁護士に依頼することをおすすめしています。その理由は以下のとおりです。

• 適切な過失割合を主張できる
  交通事故に詳しい弁護士であれば、事故の状況から過去の判例や修正要素を見出し、適切な過失割合を相手方保険会社に主張することができます。法的な観点から主張することで、こちらの主張が通る可能性が高くなるでしょう。
• 保険会社とのやり取りを任せられる
  適切な過失割合を主張するためには、交通事故の専門知識や法的な知識が必要であり、被害者の方では精神的な負担が大きくなってしまいます。保険会社とのやり取りを全て弁護士に任せることができ、被害者の負担を減らすことができます。

交通事故の過失割合に納得できない場合は弁護士にお任せください

交通事故の過失割合は、慰謝料や損害賠償金に大きな影響を与えるため、過失割合に納得いかない場合は過失修正をする必要があります。

しかし、ご自身での交渉は難しく、精神的にも大きな負担がかかってしまうため、過失割合の修正については私たち弁護士法人ALGにご相談ください。

弊所には交通事故に詳しい弁護士が多数在籍しております。これまでの経験やノウハウから適切な過失割合になるよう相手方保険会社と交渉していきます。その結果、ご相談者様に納得いただける過失割合に修正されることが期待できます。

少しでも過失割合について不安や疑問がある場合は、まずは一度私たちにご相談ください。